こんにちは、さくらです。
我が家はリビングから庭が良く見えます。
最近、豆まきでまいた豆や
暖かくなって出てきた草木の新芽をついばみに
スズメや色々な鳥がやってきます。
見て、見て！！可愛い！！
そっとだよ！！
あ、何か食べたね！！
何て言う鳥なんだろうね？
と朝から穏やかな会話でなごみました。
～～～～～～～～～～～～
「B先生をボコボコにしたい」
ポツリと言った長男。
あ、一応、長男の名誉のために書いておきますが、
長男も次男も手を出し合って喧嘩をしたことはありません。
ボコボコにしたい、と言ったからと言って
殴りたい、とか身体的に傷をつけたいわけではないのです。
でも自分がB先生から受けた心の傷、それによって失った平和な日常生活を
取り戻せずにいる今、
同じくらいの苦しみを味わってほしい、と思うのでしょう。
おやつの事がきっかけで
泣いて怒って話し合って
そして出てきたのはB先生の事。
きっと長男の中でもあの日を切っ掛けに
自分や弟、母である私の生活が変化してしまったことを
解っているのでしょう。
「そうかぁ、あの日の事はおおきかったもんね、
今もそれがきっかけで不安になったりしちゃうしね」
同調する私に長男はうん、うん、と頷きます。
「ママもさ、なんて酷いことを言うんだろうって思ったし、
S先生にも全部話してきたし、
あの日の事とか、全部書類に書いて渡してきているからね。
それでもだからと言って長男君の気持ちや体が
元通りになるわけじゃないから悔しいね」
夏休み以降、担任の先生やA先生と面談をしたこと、
その中で長男が言われて傷ついたこと
すべてを書類にしている事、
傷ついた中でも自分で決めたことだからと登校した長男の頑張り、
でもその登校時に受けたB先生からの言動、
全部を信頼できるS先生に伝えてるよ、
そして、長男君と同じようにママも悔しいんだ、と伝えた時、
長男がやっと顔をあげました。
「ほんと？」
「うん、ほんとだよ。
あの日、長男君は登校が辛いなって言いながらも
自分で決めた日だからって頑張っていったんだもんね、
凄く偉かったと思ってる。
なのに、あんなことになったのが本当に悔しい。
S先生も理解してくれてるし、
きっと学校にも伝えてくれてるよ」
そう答えると長男の涙がやっと止まっていきました。
でも、そんなことをいっても
長男の心はまだまだザワザワするのでしょうし、
B先生ご自身が体調の都合で退職されてしまった今、
もう向き合うことも出来ません。
「もうさ、学校に行きなさいってママは言わないよ。
あの日から一度も言ってないよね。
だからここからは家で出来ること
将来のためにできることに向かって行こうね」
そういって私は長男にハグをしました。
そして
「どんなに落ち込んでも、嫌な事があっても
ママは長男君の味方だし、
ずっと大好きなの。
そこだけは自信に思ってね」
叱ることがあっても
ぶつかることがあっても
それでもママは大好き、そんな心を込めてギュッとしてあげました。
うん、と頷いて「ごはんにする」
とリビングに向かう長男。
次男に話しかけ、好きなテレビをつけ、
出来上がった夕食を食べる長男はとても晴れやかでした。
心が軽くなった、
たくさん泣いてデトックスになった、そんな感じでした。
きっとこれからも同じことの繰り返しなんだろうなと思います。
何かのきっかけでパパへの怒りやB先生への怒りが出てくるとか、
もしかしたらイライラをB先生のせいにして
「こんなことがあったから怒っていいだろ！！」と
自分中心に考えてしまうかもしれません。
そしてそのたびに私と向きあい話し合い、
自分の心の奥にある怒りや感情に気づいていくのかもしれません。
それができているうちは
私が長男の怒りを受け止め寄り添う事ができるでしょう。
その中で長男自身が少しづつでも
自分のアンガーマネージメントができるようになって行けたらなと思いました。
最後に、長男と一つだけ約束をしました。
「どんなに怒ってげんこつを握ったとしても
その手を周りや自分に向けないこと。
傷つけてしまったら終わり」
体も大きくなってきた長男。
げんこつでテーブルを壊したパパを知っているため
やってもいいか、とも思って欲しくないですし
逆にそんなことが身近であった分、
そんなことをしたら周りは離れていってしまう、ということを理解しててほしいと思います。
時間にして一時間弱の長男との時間でしたが
晴れやかに、おいしそうに夕食を食べて
寝る前には「かまって～」と甘える長男を見て
【本日のママカウンセリング、任務完了！！】
と思ったのでした。
読んでくださりありがとうございました。
☆☆☆☆☆
こういうのに憧れる時期ってありますよね
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