こんにちは、さくらです。

息子が

「ママ、もうすぐお誕生日だね

何が欲しい?」

と聞いてくれました。

「何もいらないよ、いつも通りの時間が一番!」

と言いましたが、
何か、物を言ってほしい様子…(;^_^A

うー-ん、と悩んだ末

「おいしいコーヒーかな」と答えました。

気にかけてくれる優しい息子たち。
そんな気持ちが一番!!ですねー。

~~~~~~~~~~~~~

半母子生活になり、

私も子どもたちも不要な緊張感を持たずに日中を過ごすことができました。

それまで長男はパパが帰宅する時間になると、
ソワソワし玄関の鍵が開く時間になると表情が硬くなっていたのです。

パパが部屋に入ってきたときの顔に応じて
不機嫌だから離れよう…と隠れるように部屋の隅に行ったり、
今日は機嫌がよさそうだから話しかけてみよう、と近づいたり、
とパパへの対応に全身全霊を使っていたのです。

私も、同じような想いでいたので
パパの帰宅時間が近づくにつれ動悸が起きることもありました。

そこからの解放感は大きなものでした。

でも、直ぐに長男の気持ちが回復するわけでもなく
登校できるわけでもありません。

日中は、部屋に籠り、夜は夜驚症に悩まされる毎日は変わらずでした。

そんな息子の姿を心配してくださった校長先生が、
県でも有名な子どもメンタルクリニックを紹介してくれました。

予約が取れない人気のクリニックでしたが、
藁にもすがる思いで初診を受けたのもこの頃でした。

先生はとても若い女医さんでした。

息子も一緒だったので、私は事前に学校のこと、パパとの関係を資料で送っていました。

学校からも登校の様子をまとめてもらい、それも渡していました。

「なるほどー」と一通り読んだ先生は長男に話しかけます。

「学校、緊張しちゃう?」
長男は頷きます。

「お父さんのことも一緒にいると緊張する?」
また長男は頷きます。

「そうかぁ…」先生はそう言って私に言いました。

「漢方を飲んでみますか?」

薬かぁ…いくら漢方とは言え、

まだ小さな長男に毎日服用させる…
私は動揺し迷いました。

でも実際に長男は毎晩、眠れないほどに不安に襲われている
本人も辛いほどに奇行がある…

長男の緊張や、奇行が少しでもおさまるかもしれない希望をもって、
私は処方をお願いしました。

漢方とは言え、
【我が子が薬を飲まないといけないほど悩ませてしまっていた】

という罪悪感が私の中には広がります。

「苦い…」という息子のため、
同じ漢方を飲んでいるお子さんの情報をネットで集め、
どんな工夫をしているのか、真似してみる毎日でした。

息子に一番あっていたのが薬用のゼリーです。
それに直接ではなく、
まず、漢方(結構量があるんです)を水で煉って塊にしてからゼリーで包む、というのが一番でした。

ちょっとした時間ですが、一人で子どもたちを見てる寝る前のこの作業は地味に手間だったりします(;^_^A

地味ながらも毎日続く作業と、罪悪感…そしてここに

「いったい、パパはどう思っているんだろう…
息子が自分のせい(パパだけのせいではないんですけれどね)で、
こんな小さいのに、こんな苦い漢方を毎日飲んでいるのに…」と、内心イライラする私なのでした。

あ、パパの前で漢方を飲む機会もありますが、
一度も触れられたことはありません。

「苦いのに偉いね」

とか、

「頑張ってるね」

とか、

もちろん、服用について話した時も

「申し訳ない」的な言葉も何もありませんでした。

ここのクリニックには、今も定期的に通っていますが、
カウンセリング、心療内科、ではないので、
長男や私の心情を聞いたり、それに対してどうこうしよう、という対策はありません。

長男の状態をみて、薬が必要か、漢方を処方するか?というところです。
長男の気持ちの持ちようや、言動を相談しても相談に乗ってもらう、というよりは、

「なるほどー、なんでですかねぇ、どうしたらいいでしょうねぇ」と

【一緒に困ってくれる】という感じです(;^_^A

私がこの病院で受診したり、スクールカウンセリングを受けるにあたり、
心に置いているのが

*相手の先生、カウンセラーさんが若いか、ベテランか、等で先入観を持ったり判断しないこと

もう一つが

*保育士をしていたから、と言って「それ、知ってますから!」というような驕りを持たないこと

です。

ですが、正直、このクリニックには、通うことでメリットがあるのだろうか?と
悩んだこともありました。

不登校、HSC,ギフテッド、パパのアスペルガー、それによるカサンドラで
出口のないトンネルに居るような毎日なので、

もう少し

「こっちが出口にちかいですよ」と誘導してくれるような
アドバイスを求めていたのです。

クリニックに行き、
近況を報告して
漢方をもらうだけ…
私の心の持ちようは誰に相談したらよいのだろう…
ここに来る意味はあるのか?という想いもありました。

ですが漢方を飲み続け一カ月ほどしたあたりから
長男は曇りガラスへの恐怖心などが消えてきました。

お、もしかしたら、少し出口に方向は向いているのか?

と、信じて通院してみよう、と覚悟した私なのでした。

あ、でも、この時期とパパとの距離を置いた時期は同じなので
漢方が効いたのか、
パパとの距離感が効いたのか、
というところになりますが…(;^_^A

読んでくださりありがとうございました。

☆☆☆☆☆

これにかなり助けられていますが、
やはり高価ですよね…

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メンタルクリニックと漢方