再会　２ – 桜満開　笑顔満開～HSCっ子の笑顔も咲きますように

こんにちは、さくらです。
今日は3月9日、
【サンキュー】の日ですね。

皆さんはサンキュー、ありがとうを伝えたい方、いますか？

私には今日、このサンキューの日が誕生日の
とても大事な人が居ます。
いつもありがとう、サンキュー。
そして、お誕生日おめでとうございます。

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もし気持ちが上向きになって
誰かに会える時が来たら
フリースクールの先生の家庭訪問から始めましょう
そうS先生と約束をしてから半月ほどたった朝、
私のスマホが鳴りました。

朝から誰だろう…
見るとS先生からです。

「もしもし？」
いつもの穏やかで明るいS先生の声がします。

子どもたちの様子を一番に聞いてくださる姿は変わりません。

「あのですね、実は、フリースクールで飼っている
カナヘビのお腹が大きくなってきたんです」

？？？S先生、どうしたんだろ、
朝からそんな話のために電話をくれたのかな？
そう思いつつ話を聴くと

「でも、スクールに来ている子どもたちも
それが卵なのか、病気なのか解らなくて…
長男君ならわかるかなーという話になったんです」

あぁ、なるほど。

私は察しました。

きっと、我が家のこと、我が子の事を
S先生もスクールの先生方も気にかけてくださっていたのでしょう。

いつから訪問支援ができるか？
そのタイミングや切っ掛けを探ってくださっていたのでしょう。

きっと、カナヘビだって様子を見るだけで大丈夫だったのかもしれません。

でも、これをきっかけにしたらどうだろう？？
そんな風に考え電話をくださったのでしょう。

「長男君なら詳しいね、って話になって
みんな困っているから助けてほしいんですよねー」
電話の向こうで苦笑するS先生が目に浮かびました。

「なるほどー、そんな風に長男を気にかけて声を掛けてくださって
とってもありがたいです。
長男に確認しますね。

でも…ちょっとスクールの場所に行くには…」
私は先日、パパが敷地の入口に仁王立ちしていた話をしました。

電話の向こうでS先生が息をのむ雰囲気が伝わりました。

少しの沈黙の後
「しばらくは訪問支援で行きましょう。
今日も長男君が大丈夫なら
カナヘビを持ってH先生が行きますね」

そう言ってくださりました。

電話を切った私はちょっと困った風に長男に言いました。

「なんかさー、スクールで飼っているカナヘビの事が
みんな分からなくて困ってるみたいなんだよねー。
お腹が膨らんでいて、卵なのか病気かって。

そしたら、長男君が詳しかった、って思いだしたらしくて
見てくれたら助かるんだけどって電話が来たんだよねー」

長男の顔がパッと明るくなります。
「あー、それは卵か、便秘のどちらかだよ
触ってみて卵の感触が分かると良いけど
優しく触らないとダメなんだよねー」

そこにH先生がいるかのように詳しく話しだします。
「そうなんだー、じゃあさＨ先生がそのカナヘビ連れてきたら
見てくれますか？っていう電話だったんだけど
良いかな？ＯＫって折り返しの電話して」

私の言葉に乗っかり気味で

「ＯＫ！！いいよ」
と次男とはしゃぎだす長男。

「俺ね、学校の先生は嫌いで
行きたくないけど
スリースクールの先生は好きなんだ」

そう教えてくれました。

Ｈ先生がカナヘビを持参してきてくれたのはその日の午後。

大きな緊張もなくＨ先生を迎えた長男は
カナヘビについてあれこれ話したり
自分のペットを紹介したり
二年近く会ってなかったのがウソのように楽しそうにしていました。

「これ、僕がまとめたカナヘビのノートなので
スクールのお友だちに貸してあげます」
そう言って2年生の時に自宅で過ごす中でまとめたノートを
Ｈ先生に貸してあげました。

じゃぁ、またノートを返しに来るし
カナヘビが大きくなったかを
みせにくるね！！

Ｈ先生はそう言って笑顔で帰っていきました。

先生と過ごしたのは40分ほどでしたが
普段、家族と以外関わることのない
長男、次男にとっては貴重な時間になったと思います。

会話、対応、挨拶、
話しを聞いてくれたという満足感、

こんな訪問支援を繰り返していく中で
良し、今度はスクールに行って見ようかな、と
思えるようになったら素敵ですし、
自宅でも、また世界が広がれば幸せです。

あ、スクールに通うならパパの問題も解決しなければいけませんが(;^_^A

読んでくださりありがとうございました。

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ありがとう、言葉で伝えていきたいものですね。