こんにちは、さくらです。
今日は雪が積もり運転するもの冷や冷やしていました。
午後からはお庭で雪合戦もして大盛り上がりでした。
今、我が家には白紙の方眼紙があります。
学校から渡された卒業文集用の清書用紙です。
ほとんど学校には登校できていない長男。
卒業アルバム制作にあたりいくつか先生から提案がありました。
写真、文集どちらも無理に参加しない、購入しない
写真だけ撮影する、
写真、文集など全てみんなと同じにする、等です。
そして文集を書くのも長男が書く、私が代筆するなど
色々と配慮していただきました。
長男はおととしの秋に校長先生から
「不登校は学校に楽しく来れないという病気です」
というような言葉を受けてから学校への拒否感が強く
学校の話題に触れることもう嫌がっています。
学校から出される課題をこなすことにも抵抗があるでしょう。
無理にやらせても何もいい結果に繋がらないことは
この何年間もの経験で十分に分かっています。
まずは長男に確認してみました。
「みんなと同じが良い。
俺だけ載らないのは嫌だ」
きっと、みんなと仲間だから、というよりは
除け者にはなりたくないという気持ちなのでしょう。
先生もそんな長男の気持ちに寄り添ってくれ
写真撮影は誰もいない放課後に
写真屋さんが学校に来てくれ個室でそっと長男だけを撮影してくれました。
残りは文集です。
「小学校での思い出とかを書くらしいよ」
と言った時、長男は
「それって、俺に対する嫌がらせ?」
とイライラした雰囲気を出していました。
大好きだった先生、お友だちとの思い出がないわけではありません。
でも、校長先生との一件ですっかり他の先生に対しても
不信感を抱いている長男にとっては
その大事な思い出や経験も上書きされて嫌な思い出になってしまったのでしょう。
難しい時は学校のこと以外でも良いらしいよ、
というとなんとか言葉で
「こんな感じの事を書こうかな」と話してくれました。
私が書き留め、先生に見てもらいに行く
(長男は学校拒否なので(;^_^A)
ということを繰り返しなんとか清書までたどり着きました。
不登校になって以降、あまり文字を書くという習慣が無くなってしまっていたため
小さな文集の文字をペン書きすることは長男にとって大変な大仕事です。
なんとかできる部分だけ自分で書き、
残りは私が手伝いました。
あと数か月後、
この卒業アルバムを受け取った時、長男はどんな気持ちで卒業を迎えるのかな、
数年後、アルバムを開くことはあるのかな、
いつか長男が親になった時
「パパの小学生時代だよ」
とアルバムを開いたりしたらどんな想いを抱くのかな…
いろいろな気持ちになります。
辛くなるなら小学生は忘れちゃってほしいなぁと思ったりしますが
「登校だけが全てじゃないよ」と母子で寄り添いながら
乗り越えてきたことをちょっとでもパワーに変えて
穏やかな気持ちでアルバムを見られる日が来てくれたら
嬉しいなぁと思うのでした。
読んでくださりありがとうございました。
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