こんにちは、さくらです。
昨日の回想話の続きになります。
今からもう7年以上前のお話しです。
今は元気な癒しの次男が、
お腹の中に居た時のおはなしです。
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遠くの大きな病院に運ばれた私。
頭の中では、
「もしかしたら、今日は帰れないかも?
初めて長男君と離れる夜になるのかも」
と、誕生以来、私としか寝たことのない長男が気掛かりでした。
救急搬送され処置室に入った私に
女医さんが優しく語りかけてくれました。
「びっくりしましたよね、ここで診れますから安心してくださいね」
そして、お腹の赤ちゃんの様子、
わたしの心音、など、丁寧に見てくれました。
点滴をされ酸素濃度を測る管を指につけられ
しばらく横になっていると
「心臓は大丈夫だね、
血管とかでもないみたい、
でも、肺炎を起こしているから点滴で薬を入れてます。
後は緊張したからかな、お腹の張りもあるから
貼り止めを飲んでいきましょう。
5日くらいで退院できるはずですからね」
笑顔で伝えてくれた女医さん。
でも、私にとっては、長男と離れる5日が
途方もなく長く感じたのでした。
風邪を引いていたわけでもなく、咳もしていなかったのに、
臨月間近で体も疲れていたのかもしれません。
「あぁ、長男君、実家で眠れるかな」
そう思っているとパパが到着し入室してきました。
…が…なんか違和感。
そしてすぐ気づきました。
パパの手には、救急処置室には似合わない
【パン屋さんの袋】があったのです(;^_^A
その頃は少し、余裕が出てきた私は
ピンときました。
【初めに運ばれた総合病院のカフェのパン屋さん、
美味しくて有名だったっけ。
雑誌にも出ていたけど、総合病院の中なんて
なかなか行く機会無いね、と話したことがあったかも…】
そうなんです。
パパ、私が総合病院から次の大きな病院に搬送される合間に
カフェでパンを買っていたんです。
うーん…
結果的に私は肺炎でしたし
お腹の赤ちゃんも当日に帝王切開することもありませんでした。
ただ、まだこの一軒目の総合病院では
原因も解らず、赤ちゃんもどうなるかわかっていませんでした。
その日もパパにはお弁当を持たせていましたし、
呼び出したのも昼休み明け。昼食も食べてすぐの時間です。
一刻を争う症状で緊急搬送される奥さんを
マイカーで追いかけてね、と言われたのに、
どんな気持ちでパンを選び買っていたのか…(;^_^A
もう少し続きます・・・
読んでくださりありがとうございました。
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パン、私も大好きなんです。でも時と場合って大事ですよね(;^_^A
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