こんにちは、さくらです。
新聞広告の写真が
「お正月にはカニを!!」
とか
「みんなでオードブルを!」
というものになっていて
いよいよ年末かぁ、と思いますね。
我が家は長男の心身の不安定さもあるので
家で過ごす予定ですが
子どもたちはおせち料理も好きじゃないですし
いつも通りのお料理になるでしょう。
いつも通りが一番です。
~~~~~~~~~~
お正月を迎える掃除をしていて思いだすのは
結婚して初めて迎えた時のお正月です。
お嫁さんだし嫁ぎ先のお料理とか習慣を覚えないと…
と私なりに必死でした。
お姑さんにだて巻きの作り方を習い、
頼まれた野菜の調理をし、
神棚に添える料理を作り…
メモなんかも取っていましたね。
その間、パパはというと
ずーーーーーーーっとスマホでゲームをしていました。
キッチンからみえる居間のソファーに寝転がり
何も話さず、
私には見向きもせず
ずっとゲームをしていたのです。
義母の性格上、
和気あいあいと料理をしていたわけでもありません。
指示をされ、無言で調理をし
「あとはやっておいてね」とどこかに行ってしまうため
私は黙々と調理していました。
パパに話しかけても目はスマホで生返事。
もう私は実家に行きたくなっていました。
賑やかな母、
仲良しの姉
私を混ぜてそんな3人で過ごしてきた私は
行事や季節の料理作りなどは
あれこれ盛り上がって作ってきました。
実家では母と姉で料理しているのかな…
そこに叔母さんも遊びに来たかなぁ、
実家で飼っている犬にさえ会いたくなってきました。
結婚して嫁いでいるのにまだまだ子どもなんだなぁと
自分で反省していた時、
義母が私を呼びました。
「これ作っただて巻き、実家においてきたら?」
初めてチャレンジしたんだし
お言葉に甘えます。
と、パパの運転する車で実家に向かう私。
実家と義実家は車で5分なのであっという間につきました。
「これ、作ったから食べてね、
まだ義実家の料理も途中だからすぐに戻るよ」
そう言って母に料理を渡した途端、
うっかり涙が出そうになりました。
このまま、ここに居たいなぁ
そんな言葉さえ出てきてしまいそうになります。
じゃあね!!
と車に向かう私をパパが
「いいの?もう」と驚いたように止めました。
「うん、速く行こう!!」涙に気づかれないようにしていましたが
母は感づいていたんでしょう。
でも母としてもどうすることも出来ず
苦笑いしてパパを見た途端、
パパは
「ホームシックですね」
みたいなことをいい、笑って私を追いかけてきたのでした。
そう、ホームシック。
嫁いだという決意も足りない子どもだったのかもしれません。
でも、きっともうその頃から私はカサンドラで
心が通えないパパと
同じように気持ちも会話も通じ合えない義実家の中で
誰か、心を通わせられる人を求めていたのでしょう。
きっと年末年始、
お互いの実家に帰る、帰らない、
で揉めたり、
帰宅した後に愚痴ったり、疲れてしまうというようなことが
どのお家でもあることでしょう。
でも、気持ちは通じ合えるか?
理解しあえるか、
で全然違うんだろうなぁと思うのです。
パパはホームシックですね!
なんて私の母に言っていたものの
私には言葉一つありませんでした。
その日パパはずっとゲームをしてて
できた料理を
「美味しい」の言葉もなく食べ
またゲームをし私たちはアパートに帰宅しました。
今年はおせち料理も
乾杯し一年を一緒に振り替える大人も
家の中にはいません。
でも、心通える子どもが二人もいてくれて
のんびり好きな体制でくつろぎながら夜を過ごせて
年が明けたら好きな時間に好きなだけ実家に行くことができます。
あ、逆に言えば
今までは紅白さえ正座してザワザワしてみていた年末でしたし、
「つまらないから変えて!」
と子どもが見ているTVさえ変えられてしまうような時間だったというわなのですが(;^_^A
色々な年末年始があることでしょう。
お嫁さんも、
迎えておもてなしをする側の方も
みんな、みんな、穏やかに過ごせますように!!
読んでくださりありがとうございました。
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