こんにちは、さくらです。

最近、庭にスズメとヒヨドリが遊びに来ます。

特に子どもたちのお気に入りはスズメ。
「おちゅん」と名付けて
窓から眺めています。

おちている草の実をつついたり
かわいらしい動きに癒される毎日です。

~~~~~~~~~

半年ぶりの学校。
いくら近くて毎日声が聞こえ見えてても
校門の中に入ったのは半年ぶりでした。

半年前、最後に来たのは
「不登校は学校に来れない病気だ」
と先生に叱責され泣いて帰ってきた日。

どうかなぁ、と思い、駐車場に車を付けた途端、
「俺すげーーーー」

車内で長男が叫びました。

あんなに不信感と拒否感でいっぱいだった学校に来れた、
そんな気持ちでしょう。
俺、来れた、やった!!と声に出して気合を入れているようにも見えました。

とりあえず長男は車で待たせ、次男と職員室に向かいました。
次男の学年の先生、担任の先生が入口まで来て待っていてくれました。

「じなんくーん!!久しぶりだね」
暖かく優しく迎えてくれる先生方に
ちょっと恥ずかしそうにしながら教室に行って見る?と誘われ
ニコニコと中に入っていきました。

そこに、長男の担任の先生が出てきました。

私は初めに伝えておかなければ…と一応先生にお話しをします。
長男が来たのが、最後の挨拶、とか年度末のけじめではなく
あの日、自分がどんな気持ちだったかを先生に知ってほしいからで
もしかしたら穏やかに会話ができないかもしれないこと、
でも本人が決めて、先生にちゃんと知ってほしい、と頑張ってここまで来たこと。

先生も理解し車の長男の所に来てくださいました。

隠れるようにしていた長男を車から降ろし、
先生とちょっと離れつつも向かい合わせました。
今にも泣きそうな、でも怒っているような表情の長男と
なんて声を掛けようかと迷っているような若い先生・・・

まず私が間に入りました。
「長男君、ママから先生にもお話ししてきたよ。
今日は気持ちを聞いてほしいですって。
だから思ってることをちゃんと先生に伝えようね」

私の言葉に頷くものの、
どこから何を言えばいいのか迷っている様子です。

その姿をみて先生が口を開きました。

「長男君、いろんな気持ちがあるんだよね。

先生、なんでも聞くから話してほしいな

それとね、先生、あの時、もっと長男君の気持ちや言葉に
耳を傾けて気づいてあげられたら良かったのになってずっと思っていたんだ

あの時、長男君の事を守ってあげられなくてごめんなさい」

ペコリ、と先生が頭を下げました。

きっとそれは長男が欲しかった言葉です。

あの日、実際に不登校は病気だ、と追い詰めたのはB先生で担任の先生ではありません。

でも、事前の話し合いで決めた時間だけ登校し
直ぐに下校しようね、と一緒に決めていたのは担任の先生でした。

1時間目の授業が終わっても2時間目が終わっても
「次も参加します」とB先生が先回りして担任の先生に伝えたことで
長男は決めたいた朝の会だけで下校することができなくなりました。

そのうえ、病気だ、注射だ、と責められ
個室ではもっと叱責されていました。


あとから知ったそのことを知った担任の先生は
気づかなかった、と言っていましたが
長男からすると助けてくれなかった、と担任の先生に対して
不信感を抱いてしまったのは事実です。

「ごめんさない」という先生に
頷いたら許して終わりになってしまうのか
そんな迷いが長男の顔から見て取れました。

「ちゃんと気持ちをつたえてごらん?
あの日からだいぶ生活にも支障が出てしまっていて
悔しい、とか辛いって気持ちを先生に知ってほしい
と言っていたんです」

ちょっと助け舟を出しました。
でも長男の自分の言葉で伝えなければ意味がありません。

その時、職員玄関から次男と先生2人が来るのが見えました。

ここに来たら長男はもっと話しにくくなる・・・
「ちゃんとお話しするんだよ?」
そっとその場を離れ、次男たちの元へと私は行くことにしました。

久しぶりで緊張していた次男も
先生方と話したことでリラックスしたのか
いつもの表情になっています。
「お母さん、ちょっとお時間良いですか?
大谷選手のグローブで次男君と僕でキャッチボールしようということになって」
担任の先生の手にはあの全国の学校に配布されたという
大谷選手のグローブがあります。

「時間は全然大丈夫です。
今。長男も先生と話をしているので。
先生方もお忙しいのにすみません」

そういうと先生と次男は楽しそうにキャッチボールを始めました。

次男の学年のお隣のクラスの先生も笑顔で見ててくれます。
その先生は去年度、長男の担任の先生でした。

「長男君、よく来てくれましたね」
そっと私に話しかけてくれます。

去年度採用された若い女性の先生ですが
落ち付いていてしっかりしていて
安心して長男を任せることのできる先生でした。

放課後登校しかできない時でも
「よく来たね」と短時間でもしっかり向き合ってくれ
長男の性格も十分に把握してくれていた先生です。

「お母さん、せっかく長男君、登校できる時間も出て来ていたのに
あんなことがあって悔しいですし
長男君、何も悪くなかったのに
本当に辛かったですよね・・・
それでもこうしてきてくれるって
本当にすごく頑張ったと思いますし、
偉かったです。
ちゃんと担任の先生に気持ちを話せていると良いなぁ

去年のキラキラした表情でまた登校してほしいなぁ」

私の横で先生がポツリ、と言いました。

その言葉は私の気持ちも長男の気持ちも
学校の先生方の気持ちも全て代弁してくれたものに感じました。

そう、長男は放課後登校でも
登校できずフリースクールに行っていても
自宅で過ごしていても
学校や先生自体は大好きで
久々に登校出来た時の休み時間はお友だちと楽しく遊べていたのです。

好奇心旺盛、先生のお手伝いも好き、
お友だちの心配やお世話もしてて
「この子が話に聞いていた不登校の長男君?」と
初めての先生には驚かれる姿でした。

そしてそんな長男の姿を理解し寄り添ってくれている学校に
長男も私もすっかり信頼の気持ちで安心しきっていました。

そんな関係に戻れるのだろうか、
そんな笑顔で登校でいる日がまた来るのか?
そんな気持ちになる先生の言葉。
でも、あぁやっぱり、ここの学校の先生たちは
ちゃんと子どもの事を理解して向きあってくれていたんだんなぁと思える言葉でもありました。

あの日が無ければ
あの先生と関わらなければ、
そんな気持ちが消えることはありませんが
戻ってやり直したり消したりできるものでもありません。

その中でもこうして理解し寄り添った言葉をくれる先生と
向き合えたことは私にとっても、とてもありがたいことでした。

向こうでは、長男と担任の先生が話しながら
その二人の距離が来たときよりもちょっと近くなっているのが見えました。

続きます。

☆☆☆☆☆

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