最近、お昼にチャーハンのリクエストが多い長男。

でも、お店のようなパラパラチャーハンって
なかなか難しいですよね。
IHだからかな?とキッチンのせいにしたりして(笑)

色々とお試ししてみたり、
冷凍チャーハンで味見したり、
楽しみながら美味しいチャーハンができるように
頑張っています。

でも…やっぱり中華屋さんのチャーハンが
おいしいんですよねー。

修行に行きたいものです(;^_^A

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スマホのインスタグラムのページを開くと
閲覧履歴から学校給食のインスタ写真がトップページに出てきます。

あぁ、今日はこういうのを食べたのか、と思う程度で
それほどセンチメンタルになることも無くなりました。
給食を止めたので給食費も払っていませんし
献立をもらうこともありません。

どこか他所の地域の学校給食のインスタが映っている、
そんな気持ちなのかもしれません。

給食、といって思いつくのは
保育士時代のお昼時間です。

もう結構前の話になってしまいますが
色々な保育場面を鮮明に覚えているものです。

子どもの名前、会話した内容、歌った歌…
今、また保育士を始めたとしたら
子育て経験の中で修業や経験を重ねた私は
もっともっと気の利いた言葉を子どもたちにもお家の方にも
伝えて寄り添って行けるのかなーとも思います。

どちらかというと、これからもう一度保育士をしたいというよりは
あの頃、独身で保育士を夢中で楽しめた時代の自分に
今の修行を積んだ私の意思をささげてあげたい、
そんな気持ちですね。

今は子育てに向き合いたいので復帰も想像できません。

そんな保育士時代の給食のある一場面のお話しです。

その頃、私は0歳児クラスの担任でした。
4月、6月で1歳を迎える男の子3人の比較的お兄さんチームのクラス。

私が一人で担任していましたが
お給食の時間だけ、補助の先生が入ってくださっていました。

給食室から受け取った幼児食をテーブルに並べ
「みんなでいっしょに いただきます」
と挨拶をすると
小さくても頭を下げたり、手を合わせたり、
それはそれは可愛くて毎日おなじ繰り返しでも
微笑ましい姿でした。

スプーンで掬える子もいれば
手づかみでおかずを摘まむ子もいます。

まだ1歳を迎えたばかりの赤ちゃんたちのお昼ですから
穏やかなのは挨拶までです(笑)

自分で食べる!!と意思表示するものの
こぼす方が多かったり

上手く食べられないから口に入れてくれー!と
もうアピールしたり

好き嫌いも出てくるので保育士としても
少しでも口にしてくれたらなー、と四苦八苦です。

「お外の鳥さん見ててねー、たべられるんだよー!」
とスズメの力を借りたり(笑)
スプーンの電車が口に進みまーす!!
シュッシュッぽっぽっー!!と口に運んだり、
楽しくおいしく、必要な栄養をとれるように工夫の毎日でした。

そんなある日、R君という赤ちゃんが
お昼御飯中に眠くなり最強グズグズタイムになりました(;^_^A

あかちゃんあるあるですよね。
食事中の転寝(;^_^A

眠いのに食べたい、食べたいけど眠い・・・
ママが看護師さんだったR君は夜勤などの時
病院に併設する院内保育所でお世話になっていることがありました。
準夜勤などだと真夜中にママが退勤し
院内保育所から帰宅の際に覚醒し睡眠時間がずれてしまう事もあったのです。

そのため、お昼御飯中の眠さも理解できるものでした。

「うぎゃー」食べたいけど眠い・・・
そんな戦いです(;^_^A

お家と違って保育所の給食は取っておくことができません。
給食室から出した時間から計算し、
何分後には破棄、と決まっているのです。
夏場、冬場でその時間が違うのは
食中毒を防ぐため。

半分は食べたし、R君眠くてたまらなそうだし
もう今日はみんなより先にお昼寝しようか、
そんな声を掛けた途端、
「うぎゃー」
この日いちばんの雄たけびと共に、
R君が手掴みで食べようとしていた蒟蒻が
その手からポーン!!と飛び
保育室の端っこの方まで転がっていきました。

「あ・・・」
一緒に食べていた赤ちゃんたちも
その蒟蒻を目で追っています。

「あぁ」
お手伝いの先生が残念そうな声を出した瞬間、

「おーーー!蒟蒻の最高飛距離がでました!!

うーん、1,8メートル!!」

そんな言葉が私の口から出ていました。

ティッシュで蒟蒻を包み、トレーの端に片付け、
「もう眠いんだね、ねんねしよう」
R君の口や手を拭いてお昼寝用のお布団へと運びました。

椅子に座っていても既に目を閉じていたRくんは
一瞬にして夢の中です。

ぐっすり眠るR君に目を向けながら
お手伝いにきてくれている先生が言いました。

「あそこで最高飛距離でましたーって言う人初めて見たよ。
さくら先生ってすごいね」

あはは、と苦笑しつつ、
他のお子さんの食事の手伝いをしながら

「これが3歳、4歳なら食べ物の大事さとか伝えて、
投げちゃった蒟蒻は自分で拾ってほしいな、と思いますけどね、
Rくん、昨夜も途中で院内保育所から帰宅して
しばらく寝付けなかったみたいで
寝不足だったみたいなので、
もうこっちの開き直りも大事ですよね!!」

そんな風に答えている私が居ました。
ルールもある、躾も大事。
でも向きあう子どもの年齢、状況を見ることも大事
それは保育所でもお家でもだと同じだと思っています。

もう20年近く前の話になってしまい、
R君も成人しているんだなーと思うと
どんな成人になっているのか会ってみたい気もします。

お手伝いをしてくれていた先生に会う事がたまにありますが
毎回蒟蒻の最高飛距離の話が出ます(笑)

(今思うと赤ちゃんに蒟蒻が出ているのは
刻み食などで小さくしてもらっていたのでしょう)

でも、ひとつ言えるのは
保育所で、お仕事中で、大人も自分以外に居て
みんなで楽しく過ごせる中だったから言えること。という事ですね。

これが一人で初めての育児をしている時に
栄養を考えて必死に作った食事を
いくら眠いからとはいえ、投げられたら
こぼされたら、口にしてくれなかったら
心穏やかではいられませんよね。

なんで…
どうして・・・
どうしたらいいの???

って悩んでしまいますよね。

怒ったり、自分のせい?と自分を責めちゃったり。

この記事を書く理由は2つ。
子育て中のママさんに、
大丈夫、その一口を食べなくても子どもは育ちますよ、
眠かったり、ご機嫌斜めで嵐のようなご飯タイムがあっても
「もう今日はそんな日なんだな」
と開き直ってしまえば良いのです、と伝えたいから。
保育所でも蒟蒻が1,8メートル飛んでます(笑)と。

もう一つは、そう開き直れずに辛い思いをしているママさんが
「つらいです」「たすけてほしいです」
と声をあげられる環境が整っていくことを願っているからです。
パパでも、おじいちゃん、おばあちゃんでも、
支援センターの先生でも、
「こまってない?」「つかれてない?」
そうフォローをしていく環境。
【ママなんだから】と当たり前にならない環境や考え方が広まりますように、
と思っているからです。

読んでくださりありがとうございました。

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飛んで行った蒟蒻